テレビ中継や携帯電話の基地局での仕事

一陸特は、ありとあらゆる無線を扱う仕事に就ける国家資格です。無線の種類は非常に多いですが、その中でもテレビ中継や防災無線などは、一陸特の資格保持者しか扱うことができません。また、携帯電話の基地局にも、一陸特でしか扱えない設備が数多くあります。現代では、人々の生活にスマートフォンが欠かせません。そのスマートフォンの通信を中継する基地局での仕事ができるのが、一陸特の資格の大きな強みです。

資格取得には複数の方法がある

一陸特の資格は、無線通信科目のある大学を卒業したり、養成課程の講習を受けたりすることでも取得が可能です。ただ、いずれも費用と期間がかかります。そのため、直接国家試験を受けるのが無難でしょう。一陸特の試験には、最終学歴や実務経験などの受験条件がありません。試験に合格さえすれば、資格を得ることができます。

国歌試験の難易度は高め

一陸特の試験は、24問の無線工学と8問の法規に分かれています。いずれも学科試験のみで、実技はありません。そして、無線工学と法規でそれぞれ60%正答すれば合格です。あくまでも知識や計算力を問われる問題なので、独学で合格することは不可能ではありません。ただ、難易度は高く、合格率は30%から40%程度です。そのため、何も知識を持っていない段階から合格を目指す場合、1回で合格するのは難しいでしょう。もし、独学が厳しい、どのように勉強をすれば良いのかがわからないのであれば、費用を負担して、養成課程の講習を受けた方が良いかもしれません。

一陸特とは第一級陸上特殊無線技士の略称で、資格を取得すると無線局の施工や保守点検を行うことができます。

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